ドル指数は反落、前日のリスク警戒のドル買いは一服

 きょうはドル指数が反落している。東京午前は前日終値(102.528)付近でスタートし、一時102.565まで上昇。その後は一貫して低下の流れとなっている。ロンドン序盤には102.294まで安値を広げている。

 前日は中国貿易統計で輸出入ともに減少したことや、イタリア政府が銀行の超過利益に新たに課税すると報じられたことなどがリスク警戒のドル買い圧力となっていた。しかし、きょうはイタリア政府は多くの銀行への影響を抑えるために、課税額は銀行資産の0.1%を超えないとの上限を設けると表明したことで、イタリア株が反発しており、全般的にリスクセンチメントが改善している。ドル指数はドル買いの巻き戻しの動きで低下しているようだ。

 ただ、明日の米消費者物価指数が注目されるなかで、値動きは限定的。前日のレンジ内で動きにとどまっている。

(出所:みんかぶ)

本日はレンジ傾向と想定。

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